(1) 身近にいる一番大切な人を喜ばせる。
(2) プレゼントをして驚かせる。
(3) 感謝する。
これらを一気に実行できるものは何か?思いついた方法がズバリ、母に感謝の手紙を書く!というものです。
我ながらグッドアイデア。母の誕生日が近いということもあり、これはやるしかない。
しかし、今回の課題を行うにあたって、ひとつの深刻な問題があります。それは、母に手紙を書くのは、シンプルに恥ずかしい。
私の性格は、どちらかというと愛情表現が下手。無口で不愛想だし、笑うのは年に1回。他人様からは、偏屈で頑固者と思われております。
例えるならば、マナーが悪い客には帰れと怒鳴る、ラーメン屋のおやじ。
そもそも一緒に生活しているのに、どのタイミングで渡せばいいのやら。かなりハードルが高い。
しかし、私の母も、気が付けば八十歳近く。今、この機会を逃せば、一生後悔するかもしれません。
だから手紙を書きました。普段、思っていることを正直に書いてみましたよ。書いた内容がこちら。
お母さんへ。
お誕生日おめでとう。
言葉で伝えるのは恥ずかしいから、手紙にします。
いつも、お弁当を作ってくれて、ありがとう。
仕事に行くる前に、いつも、靴を出しておいてくれて、ありがとう。
帰ると、いつも、お風呂を沸かしてくれてて、ありがとう。
お母さんの優しさが、うれしいです。
感謝しています。
お母さんの子供に生まれてこれて、僕はとても幸せです。
どうか、お母さんが健康で、長生きしますように。
いつも、そう願っています。
ミスター・ロンリー(偽名)
短いけれど、こんな感じです。
手紙のすごいところは、普段、顔を合わせては恥ずかしくて言えないようなことでも、手紙でなら伝えることができることです。
まさに文明の利器。偉大なり、手紙。やってみたら余裕でした。たやすい、たやすい。
サプライズの要素を加える
ガネーシャの課題である、「プレゼントをして驚かせる」には、サプライズの要素が必要です。
人を喜ばせるためには、相手の期待と予想を、大きく超えなけらばいけないからです。そこで私は、母に誕生日プレゼントを渡した翌日に、花と一緒に手紙を渡しました。
完全に油断していましたね。
周到な準備をする
ガネーシャの教えの中で、明日の準備をする、というものがあります。なんでも下準備は大事ですよね。
私は気が小さいので、準備は周到にするタイプです。失敗したときの想定までしています。そうすることで、最悪の事態になっても、対応が可能です。
ある有名な世界チャンピオンのボクサーは、自分がダウンした時のイメージまでしておくそうですよ。
今回の任務を遂行するにあたり、徹底的に細部にいたるまで準備をしました。そもそも、この記事を書いているのが、手紙を渡す前。
そうすることで、「やっぱり面倒臭いからやめた!」となることを回避しているわけです。これで課題は全部で5つ達成でしょうか?
ガネーシャ神の教えは何か?
ガネーシャ神の教えを一言で表すならば、愛です。愛をどれだけ世界に表現できるのか。
そのために必要なのは、小さな勇気だけ。愛は与えても減らないどころか、ますます豊かになります。
皆様も、実践してはいかがでしょうか?