大草原の小さな家 「失われた光」と神の意志

2020年7月13日

映画 / ドラマ

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天才物理学者、アインシュタインは言いました。神はサイコロを振らないと。

この世に偶然というものはなく、必ず何かしらの法則が働いているという意味です。


それを垣間見ることができる物語が、大草原の小さな家の、失われた光。メアリーが失明するという衝撃的な話。

怖いですね。恐ろしいですね。

幼い頃に患った猩紅熱が原因で、徐々に視力が失っていくという病。それでもメアリーは、この最悪とも思える状況の中、生きる希望を見出します。

それを与えてくれたのは、盲学校で出会った教師、アダムの存在。

メアリーの教育を担当するアダム。最初は反抗的だったメアリーも、アダムの粘り強い指導のおかげで、少しずつ彼に心を開いていきます。

実はアダム自身、目が見えないハンディを背負っていました。それを知ったメアリーは、自分が自己憐憫に溺れていたことに気づきます。

やがて二人は恋に落ち、のちの物語で結婚。まさに運命ですね。しかし現実に、そんなうまい話があるのでしょうか?

それが結構あるんです。これは私の父から聞いた話。


運命の出会い
父の知り合いに、不眠症で悩んでいる友人がいたそうです。そこで父は彼に、心療内科を受診するように勧めたそうなのです。

彼はその助言に従い、通院しました。その後、病院で知り合った担当の女性医師と、めでたく結婚。出会いというものは不思議なものです。

しかし、ここで疑問が生じます。もし彼が、女性医師と結婚する運命だったとするならば、不眠症になったことも必然だったのでしょうか。

物語の中で、神に祈りは届かないと嘆く父、チャールズにオルデン牧師はこう語ります。


「祈りは届いているとも。だが我々が期待する答えが返ってくるとは、限らないのさ。神の意志には理由がある。信じなさい。」

この言葉通り、やがてメアリーは盲学校で、目の見えない子供たちの教師となります。これが、彼女の失明の理由だったのです。

しかし、そのことを理解するのは、後から振り返ったときのみ。だからこそ、今の出来事が、どこかへ繋がると信じるということが大切なのです。



神の意志と逆因果
量子論の世界では、逆因果という概念があります。今起こっている出来事は、未来に起こる現象からの影響を受けているとする説です。

突拍子もない話に聞こえるかもしれませんが、現代物理学では時間の正体を、いまだ解明していません。

もしこの理論が正しければ、原因は未来に存在し、過去の出来事は、その結果ということになります。

メアリーの物語でいうならば、盲学校の教師になることが原因で、失明はその結果です。

神の意志とか運命と呼ばれる出来事と、逆因果の法則には、何か関係性があると感じるのは、私だけでしょうか。


余談ですが
私のブログも、書き始めて2か月が経ちました。その間、訪問者数、連日0という驚異の数値を叩き出しています。


そんな中、まさかの訪問して下さった只者とは思えない、そこのあなた。この出会いも、運命ではないでしょうか?

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