大草原の小さな家と人種差別

2020年7月18日

映画 / ドラマ

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大草原の小さな家の原作者、ローラ・インガルス・ワイルダーの名前が、児童文学賞から外されたそうです。


作品の中に、反原住民、反黒人の感情が含まれることが理由だそうです。本当にショックですね。私は3日間も寝込んでしまいました。

原因は、風邪です。

しかし、原作者が差別的だったとしても、ドラマも同じだとは限りません。

ドラマの脚本、監督は、インガルス一家の父、チャールズを演じる、マイケル・ランドンさんです。


彼は明らかに、人種差別には反対の人物です。ところがです。ドラマのレビューを読むと、原作の人種差別を理由に、低評価されている方がおられます。

これは非常におかしい。ドラマと原作は分けて評価するべきなのではないでしょうか。

私は、このドラマの製作者側に、人種差別の意図を感じさせるような作品を、一話も観たことがありません。

大草原の小さな家の中の、「自由への旅」というエピソードを観れば、それがよく分かります。


自由への旅 あらすじ
主人公ローラの住む町に、突然、先住民が現れます。 族長が病で倒れたため、白人の医者に助けを求めてきたのです。


戦う意思はないと伝える先住民たち。そこでベイカー医師とチャールズが彼らの居住地に行き、族長の治療を行います。

しかし町の一部の男達は、これをチャンスと、原住民を皆殺しにしようと考えます。

居住地から新たな場所へ移動するには、族長は重症で長旅には耐えられません。そこでインガルス家でかくまうことになります。

家で治療を継続するも、居場所がばれてしまいます。命がけで原住民を逃がすチャールズと、ベイカー医師。それを追う町の男達。


チャールズは、原住民の命を守るため、仲間であるはずの白人に銃を向けます。


日本人と人種差別
日本人の中にも、ヘイトスピーチをする人は非常に多く見受けられます。特に韓国人に対して。これも人種差別ですよね。

しかしです。国家それ自体に人格があるわけではありません。人を判断するなら、個人レベルでのみ行うべきです。

私は人種差別などという、愚かな行為をした記憶がありません。犬種差別ならありますけど。どうもブルドッグが苦手でした。

昔、温泉に泊まりに行った時のこと。そこには子犬のブルドッグが買われていました。名を小次郎といいます。

小さなお尻をふりふりして、すり寄ってくる姿は意外と愛らしい。ブルドッグだから嫌いという考えは、単に私の思い込みだったのです。

もちろん、犬種だろうが人種だろうが、それ特有の気質があることは確かです。だからと言って、それですべてを判断するのは間違いです。

結局のところ、狭い認識なのです。ドラマ、大草原の小さな家の低評価レビューもしかり。

観ていないからこその、批判ではないでしょうか。この記事を読んでいたら(絶対読まないと思うけど)、今すぐ高評価にして下さい。

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