作品の中に、反原住民、反黒人の感情が含まれることが理由だそうです。本当にショックですね。私は3日間も寝込んでしまいました。
原因は、風邪です。
しかし、原作者が差別的だったとしても、ドラマも同じだとは限りません。
ドラマの脚本、監督は、インガルス一家の父、チャールズを演じる、マイケル・ランドンさんです。
彼は明らかに、人種差別には反対の人物です。ところがです。ドラマのレビューを読むと、原作の人種差別を理由に、低評価されている方がおられます。
これは非常におかしい。ドラマと原作は分けて評価するべきなのではないでしょうか。
私は、このドラマの製作者側に、人種差別の意図を感じさせるような作品を、一話も観たことがありません。
大草原の小さな家の中の、「自由への旅」というエピソードを観れば、それがよく分かります。
自由への旅 あらすじ
主人公ローラの住む町に、突然、先住民が現れます。 族長が病で倒れたため、白人の医者に助けを求めてきたのです。
戦う意思はないと伝える先住民たち。そこでベイカー医師とチャールズが彼らの居住地に行き、族長の治療を行います。
しかし町の一部の男達は、これをチャンスと、原住民を皆殺しにしようと考えます。
居住地から新たな場所へ移動するには、族長は重症で長旅には耐えられません。そこでインガルス家でかくまうことになります。
家で治療を継続するも、居場所がばれてしまいます。命がけで原住民を逃がすチャールズと、ベイカー医師。それを追う町の男達。
チャールズは、原住民の命を守るため、仲間であるはずの白人に銃を向けます。
日本人と人種差別
日本人の中にも、ヘイトスピーチをする人は非常に多く見受けられます。特に韓国人に対して。これも人種差別ですよね。
しかしです。国家それ自体に人格があるわけではありません。人を判断するなら、個人レベルでのみ行うべきです。
私は人種差別などという、愚かな行為をした記憶がありません。犬種差別ならありますけど。どうもブルドッグが苦手でした。
昔、温泉に泊まりに行った時のこと。そこには子犬のブルドッグが買われていました。名を小次郎といいます。
小さなお尻をふりふりして、すり寄ってくる姿は意外と愛らしい。ブルドッグだから嫌いという考えは、単に私の思い込みだったのです。
もちろん、犬種だろうが人種だろうが、それ特有の気質があることは確かです。だからと言って、それですべてを判断するのは間違いです。
結局のところ、狭い認識なのです。ドラマ、大草原の小さな家の低評価レビューもしかり。
観ていないからこその、批判ではないでしょうか。この記事を読んでいたら(絶対読まないと思うけど)、今すぐ高評価にして下さい。