
これほど長く愛される、このドラマの魅力とはなんでしょうか。そのヒントが、ハーバード大学の調査に隠されています。
ハーバード成人発達研究による幸福とは
この研究では、75年以上にわたり、724名の男性を追跡した膨大な資料をもとに
「幸福とは何か」を導き出しました。
史上、最も長期にわたる研究です。研究責任者は、1938年の開始から数えて4代目になるそうです。
現代の若者に「人生の目標」を訊ねると、 8割以上の人は「富を蓄えること」と答えるそうです。
そのうちの50%の人たちは 「有名になること」を目標に掲げているそうです。
その気持ちはよく分かります。私も若いときは、野望に満ちたギラギラした目をしていたものです。
今では、死んだ魚のような目をしてますけど。
そんな私の目も、このドラマを観ている時だけは子供のような輝きを取り戻せるのが不思議なところ。
ハーバード成人発達研究では、10代の若者を老年まで追いかけ、幸福と健康について調べました。
その中には、大統領になった人から、アルコール依存症になった人までさまざまです。
仕事と家庭環境を調べ、年1回の質問表を送り、インタビューを行い、さらに親戚への調査、脳や血液の検査などを徹底的に分析。
愛情のある、深い人間関係を築き上げている人ほど幸せで、健康であると。
研究から分かる、大草原の小さな家の魅力
確かに、自分の過去を振り返ってみると、幸せを感じているときは、必ず他者が存在しています。
映画、アマデウスのワンシーンを思い出します。モーツァルトに対抗心を燃やす作曲家サリエリ。
なんて恍惚状態に入っています。
しかし、多くの喜びは、誰かと共有した時にこそ、その輝きを増すものではないでしょうか。
インガルス一家では、喜びも悲しみも、ともに分かち合う仲間がいます。
「町一番の金持ち」にみる家族の絆
大草原の小さな家のなかに、町一番の金持ちというエピソードがあります。
この物語の中でインガルス一家は、大手取引先が倒産し、借金を背負う苦しい生活を強いられます。
それでも家族で協力し合い、なんとか借金を返そうと頑張ります。
メアリーは、学校を休んで縫い物の仕事をし、キャロラインとローラは畑仕事。キャリーもお手伝いをし、みんなでこの逆境を乗り越えます。
家族の絆こそが真の財産だ。その点では、君は町一番の金持ちだよ。
この言葉こそが、まさにハーバードの研究が導き出した「幸せの正体」です。
大草原の小さな家のテーマは、家族愛、隣人愛です。愛情で繋がっている仲間に恵まれることの素晴らしさが、このドラマでは描かれています。
そこに人は、憧れを投影するのかもしれません。私たちは直感的に感覚的に、幸せとは何かを知っているのかもしれません。
ちなみに私は今、毎日、母を必ず1回は笑わせるようにしています。
これも、ドラマから受けた影響でしょうか。




