私が岩城和平先生を師に選んだ理由

2026年4月9日

私は、30年間自己探求をして何も得られなかった人間です。

その絶望の果てに人生最後の師として、岩城和平先生を選んだ理由。それは——

1番身近なところにいたから。

とか言うと、結婚相手が、たまたま同じ職場にいたから、みたいな感じに聞こえそうですが。


でもここ、かなりの重要ポイントだと思うのです。


アメリカ人の覚者、アジャシャンティの師は、家から1番近い所に住んでいたそうです。


どこか、運命的なものを感じます。



精神世界書の旅

もちろん私も、本物の覚者を探し求め、精神世界の書物を数百冊は読みました。


18歳の頃に読んだのが、J.クリシュナムルティ。これが私のスピリチュアル・デビューです。


しかし、何を言ってるのか、さっぱり理解できませんでした。


次に読んだのがラーマクリシュナ。「ママ、ママ」ばっかり言ってるマザコンマスターかと思いました。


当時、若造だった私には、その凄さが分かりませんでした。


ラマナ・マハルシはさらに意味不明。質問に質問で返す問答。「それを聞いているあなたは誰ですか?」


もはや対話すら成立していない。まさに沈黙の聖者です。



OSHOとの出会い

そんな時に出会ったのがOSHOです。衝撃的でした。あの絶対的なカリスマ性に完全に持っていかれました。本物だと思いました。


それからというもの、彼の書籍を百冊以上読み、リトリートにも熱心に参加しました。毎日OSHOの瞑想法も実践しました。


OSHOのカタルシス系瞑想は、大声を出して叫ぶので、家の中では出来ません。


そこで深夜、山の中で実践したり、休日はラブホテルに行ってやったり。大声を出し過ぎて喉が潰れました。


職場の人からは「風邪引いた?」と心配されるほど。


徹底的にやり尽くし、もはやこれ以上、一歩も成長できないという境地にまで到達しました。(というか、最初から一歩も成長した気がしない)


行き詰まりを感じていたころに出会ったのが、ポーランドの覚者、アジズ・クリストフです。



アジズ・クリストフの教え

この出会いもまた衝撃的でした。彼は自らの教えを「目覚めの地図」と表現しています。


悟りへと至るまでの道筋を、非常に論理的に、かつ自身の目覚めの体験をもとに示している類いまれなマスターです。


ラマナ・マハルシや、ニサルガダッタ・マハラジが指し示したものを、的確に言語化した教えともいえるかもしれません。


かつてポーランドのチェスの大会で優勝したという話もあるだけに、その知性の切れ味は、日本刀のごどし。


これこそ世界最高峰の教えだと思いました。(と本人も自負している)



アジズの修行と挫折

ちょうどその頃、仕事をクビになりました。これ幸いとばかりに、毎日8~12時間の瞑想三昧。


それに加えて、朝起きた瞬間から夜寝るまで自己想起の練習。


それは苦しい日々でした。修行が苦しいのではなく、上手く出来ない自分を責めることが苦しかった。


アジズの教えには明確なゴールが示されています。しかし1年間修行をしたものの、結果を出せず無念のリタイヤ。


完全に打ちのめされた瞬間です。自分の才能の無さを痛感しました。この教え以外に道はないと思っていた私は、自己探求の道を歩むことも諦めました。



岩城和平先生との再会

それから2年間ほど、精神世界関係の本は一切読みませんでした。関わらないようにしていたのです。

しかし不思議なもので、10年前に1度だけお会いしたことのある、岩城和平先生の事をふと思い出したのです。

何となくネットで調べてみると、書籍が出版されているではないですか!
精神世界の本とは距離を取っていたものの、気が付けば購入。

2日で読破。3度目の正直ならぬ、3度目の衝撃。驚くべきことが書かれてある。

和平先生って菩薩なんじゃね?!(そこ?)

先生の、神秘体験の数々に驚かされました。

ついに新興宗教の信者誕生!とか思われそうですが、権威に弱い私には、程よかったのでしょう。


新型コロナの災難と祝福

その当時、新型コロナの流行で、和平先生の勉強会もリモートで行われていました。

家に居ながらにして勉強会に参加できる!アジャシャンティの師の家より近くないですか?

久々に見る先生は、昔とまったく変わっていませんでした。柔和な雰囲気が漂っています。

でも外見は普通のおじさん。

それからというもの、先生の勉強会での講話を録音し、毎日聴いていました。

しかし冷静に考えてみると、先生の話を何度も繰り返し聴いている自分が不思議でした。普通はたいがい飽きるはず。

さらにいえば勉強会の料金。6千円は正直高い。4千円くらいにして欲しい。低所得者、世間一般でいうところの負け組の私には厳しい。

それでも月に1~2回参加する私の金銭感覚は大丈夫なのか?と疑問に思いつつ、なんとなく参加してしまう私。そこが最大のミステリー。

聞いた話では、先生の勉強会に参加して、分かってしまった生徒が過去に数人いたとのこと。

ある日、その一人が勉強会に参加しておりました。 その方の体験談がこれまた凄かった。

驚きました。ここまで目に見える変化が起こるものなのか、と。



リモート伝達の謎

しかしそれは、対面での勉強会のお話。リモートでも同じ効果があるのか先生に質問したことがあります。

それに対して先生の答えはズバリ、ない!

距離の影響を受ける「気」のエネルギーに関してはそうでした。しかし勉強会で起っていることは、別の次元の話だそうです。

実際に勉強会に参加すると「神様酔い」が起こります。生徒によって激しく酔う方もおりますが、私の場合は眠くなる程度。

話が退屈だから眠くなるのではありません。終わった後は必ず1時間ほど爆睡します。それが「神様酔い」なのだそうです。

自分の力に限界を感じていた私にとって、他力本願こそ我が道、と思いました。


師は現れないと思っていた

こんな諺があります。「弟子の準備が出来たとき、師は自然と現れる」

この言葉は、探求を始めた初期の頃に聞きました。しかし私はこう思ってました。私に師は現れないと。

師とは、インドにいると思っていたからです。しかも偉大な聖者は全員、昔の人。みんな死んでいるべきだと。

覚者を神格化し過ぎていたのです。でもある時、気づいたのです。

普通だっていいじゃないか、師だって人間だもの。

カリスマOSHO。天才肌のアジズ。沈黙の聖者ラマナ。サマーディに入り過ぎてドクターストップのかかるラーマクリシュナ。

彼らと比べれば、先生からは何も特別なものを感じません。しかし、一番惹かれてしまうのです。


なぜなら、先生の勉強会に参加してから、私の人生は完全に変わってしまったからです。前と同じものの見方には戻れません。


物事を「どうにかしよう」とする不安、自分を「変えなけれならない」という焦りが、薄れてしまったのです。


30年間、探求しても得られなかった安らぎが、今ここにある。



それが、私が師を選んだ理由です。