私が知る限り、サタンとは何かを詳しく教えている覚者は、他におりません。
サタンと聞くと、映画「エクソシスト」に登場するような、超絶に恐ろしい悪魔を想像しがちですが、実際にはもっと身近な存在です。

例えば、キリスト教でいうところの7つの大罪。傲慢。嫉妬。憤怒。怠惰。強欲。暴食。色欲。
程度の差こそあれ、誰でも経験があるのではないでしょうか?自慢じゃありませんが、私は毎日やられてます。
思考や感情を刺激し、人間を光から遠ざけようとするのがサタンの仕事です。それが神のプログラムなのです。
光があって闇がある。相反する力の作用で、世界は展開するわけです。
7つの大罪に代表されるような感情は、人間が持って生まれた性質というわけでもなく、何かのきっかけで入ってくるもの。
まるで我が家のように、勝手に出入りするサタンに対処する必要がある。その方法を和平先生は、サタン解きと呼びます。
先生が神を悟った半年後、宇宙の母(マザー)が現れ、この世界の仕組みと、サタンが存在する理由を教えてくれたそうです。サタンを解く方法も。
私が驚いたのは、サタンに完全に乗っ取られているグルもいるという話。以下、講話より抜粋。
2024年7月7日の講話より
質問者
覚者であっても、サタンの存在を知らない人はいるのでしょうか?
和平先生
知らないマスターの方が圧倒的に多いと思うよ。俺はね、お母さんに尋ねたの。サタンを知った時に。サタンを知ってる人は誰ですか?って。
その時に映像で現れたのが、ラーマクリシュナとラマナ・マハルシ。あとグルジェフとサイババの4人。
俺、仰天したの。ラーマクリシュナとラマナの本は持ってたけど、全然退屈で面白くないから読まなかったの。
で、翌日、読んでみたわけ。そしたら、これはすごいなって思ったんだよ。これは本物だと。
分かってない時は「あるヨギの自叙伝」とかの方が興味あったわけ。でも分かった後に読んだら超マーヤじゃん。
でね。グルジェフが面白いの。

グルジェフの教えって全部サタンなの。えっ!って俺、思ったの。
彼の著作のタイトル「ベルゼバブの孫への話」。ベルゼバブはサタンでしょ。蠅の王と呼ばれるやつ。
ベルゼバブが孫に対して、宇宙船の中で真理の教えを説く話。
その真理っていうのはグルジェフの教えでしょ。だからグルジェフは本のタイトルを使って、自分はサタンだって公言してるわけ。
でも、それがグルジェフの正体だって誰も取らなかったの。すごいトラップかかってるの。
で!
面白いのがサイババなの。サイババって絶対的に神のフリしてるでしょ(笑)
でも俺から見ると、ホント半々なんだよ。神の性質とサタンの性質を半分ずつ持ち合わせてるわけ。
手から物出したりするでしょ。ああいうことは神様はやらないわけ。例えば、ラーマクリシュナとかラマナ見ても分かるように、奇跡は一切やらない。
サイババは、当然、神のこともサタンのことも分かってて、サタンの力を使うわけよ。これを俺は「サタンの茶飲み友達」と呼んでる。
自分で決めた距離を守って付き合う。面白いなと。サタンと分かってて、やってるところが。
OSHOなんかは分かってなくて、やってる感じがするから。完全に乗っ取られてる感が凄くするわけ。

OSHOの目覚めが強くあった最初の頃は分かんないけど、アメリカ行ってから、どんどんおかしくなっちゃったよね。
弟子も悪いんだよね。周りの弟子たちも皆サタンに入られちゃってるから。だから、おかしな方に偏っていっちゃう。
その辺のことが、すごくはっきり分かったね。例えば、クリシュナムルティっているじゃん。

彼はね、サタンの捕虜なの。目覚めてサタンから逃げようとしたら、足を鎖で繋がれって引き戻されちゃう。
何でですか?ってお母さんに聞くと、クリシュナムルティを見つけたリードビーターっているじゃん。神智学協会の。

リードビーターから、ホワイトブラザーフットっていうサタンのマスター達とイニシエーションで繋ぐわけよ。
だからクリシュナムルティは生涯に渡って、その鎖を断ち切ろうと頑張ったんだけど、断ち切れない定めの人だったんだよね。
だから、グルと言えど人間なんだよ。
人間だからこそ、それぞれに弱みってあるの。そこをサタンに狙われちゃうっていうのは、人間の歴史を見るとすごく明確。
サタンの棒にも箸にも掛からない教えも沢山あるんだよ。もっと低級なものに侵されてるような。
もはやサタンですらないな、みたいな。
はっきり言って、日本でサタンレベルに侵されてる教えを説いてる人は滅多にいない。それくらい幼稚(笑)
特にサタンの教えっていうのは、細部にまで宿るんだよ。精緻さが。サタンは知恵だからなの。
もう1人例を挙げれば、人智学のシュタイナーとかね。彼なんか抜群ですよ。あれ、ほんとサタンって感じ。

難解な教えを説くのは大体サタン。日本の教えなんて、あまりにもちゃちだよ。日本でサタンの影響を受けてるのは学者かもしれない。
緻密なところに来るのよ。
俺はこの辺のことは、ぱっ!ぱっ!ぱっ!って分かるんだよ。一目で分かる。サタンがいる人っていうのは。
聖書の世界でも、イエスはずーっとサタンと戦ってるじゃん。日常的に。ブッダも「ブッダ悪魔との対話」の本があるように、悪魔とずっと問答してるんだよ。
俺からすると、サタンが姿を現さない方がおかしなことなの。
だからグルで「いつもサタンがトラップ仕掛けてきて大変なのよ」みたいな話をする人の方が本物に思える。
判断するポイントは、サタンの話をするかどうか。する人の方が安全。これに超気を付けてます、みたいな。
俺はサタンを超えている、みたいなさ。それって絶対サタンでしょ、って感じだよね。
(抜粋終わり)
サタン系グルと神
なんか暴露話みたいになってしまいました。
しかし、疑問が残ります。もしグルがサタンに乗っ取られているとするならば、それでも覚者と呼べるのでしょうか?
和平先生の話によると、マーヤにやられると神が失われますが、サタンに入られても神はあるそうです。ここが不思議なところ。
聖書に登場する堕天使ルシファーは、もともと最高位の天使です。いわば神の親戚であり、最も神に近い存在です。
しかもルシファーは、大天使ミカエルと双子の兄弟。見分けがつかない。神の性質を持つ者が密かに潜伏しながら、心を操るのは容易なはず。
サタンに入られても、目覚めが失われないから本人も気付かない。とても厄介な存在なのです。
サタンの話はとても奥が深くて難しい。ここでの内容もほんの一部。もっと詳しく知りたい方は、勉強会に参加して直接聞くことをお勧めします。
それでは今日はこの辺で。